『吹きこぼれの春』は、そんな状況に立ち向かう綿矢けいと小学5年生の平太の物語。
2人の人生が、一人の医者・上条渚との出会いによって大きく動き出します。
不登校の子どもを抱えながら仕事をこなすけいの姿は、本当にたくましく、尊敬しかありません。
平太も、そんな母を見て少しずつ前に進もうとしています。
そして二人のそばに、そっと寄り添ってくれる人物が現れます。最初はちょっと冷たくて女の人が苦手そうに見えたけど、実は思いやりのある優しい大人の男性だったんです。
鳴海涼先生の新作『吹きこぼれの春』は、家族の絆と恋愛、そして新しい人生への一歩を描いた心温まるラブストーリー♡
ぜひ、その物語の世界に触れてみてください。
吹きこぼれの春が良すぎる♡早く続き読みたい
— らむ (@n361___1) August 23, 2025
Contents
吹きこぼれの春ネタバレ全話と最終回！
ここからは、全話のあらすじをネタバレをしていきます！
吹きこぼれの春：1話
タンポポ医院の大黒柱である院長が突然入院してしまい、現場は大パニック状態に陥ります。
そんな中、救世主として期待されたのは院長の息子・上条渚でした。
しかし、父親の跡を継ぐなんてまっぴらごめん。自分は自分の道を歩むとばっさり宣言し、みんなの期待を一刀両断して散歩に出かけてしまいます。
その頃、医院では看護師のけいが奮闘していました。
シングルマザーとして息子の平太を必死に育てながら仕事をこなす彼女でしたが、同僚たちからはあれこれ文句を言われる毎日で、心身ともに疲れ切っていました。
運命の歯車が回り始めたのは、けいが院長室の清掃をしていた時のこと。
偶然そこに現れた上条との間で、ちょっとしたアクシデントから水の掛け合いになってしまいます。
これが2人の初めての本格的な接触でした。
吹きこぼれの春：2話
けいにとって、息子を一人で産んだあの時期でさえ、今の忙しさに比べたら楽だったかもしれないと思えるほど、毎日が戦いの連続でした。
仕事と育児の両立に追われる日々は、想像以上に過酷だったのです。
そんな混乱の中、思いがけず上条が院長代理を引き受けることになりました。
最初はやる気なしだった彼でしたが、いざ患者さんと向き合ってみると、その対応ぶりは意外なほど丁寧で的確。
おかげで医院の雰囲気も徐々に安定していきます。
ところが、患者の岸さんからけいが理不尽に厳しく責められたり、学生時代の同級生だった岸高志郎が平太の新しい担任として現れる展開に不穏が立ち込めます。
次から次へと予想外の出来事が起こり、けいの気持ちは大きく揺さぶられることになります。
吹きこぼれの春：3話
職場の不満やトラブルを解決するために、上条が突拍子もなく「俺と付き合ったことにしたらどう？」と申し出！！
けいは即座にお断りしますと冷静に返答。
実は上条には独特な恋愛観がありました。
女性の体には興味があるけど、人格的には関わりたくないという、なかなか理解しがたい考え方の持ち主だったのです。
この発言を聞いたけいは、直感的にこの人とは深く関わらない方がいいと警戒心を抱きます。
その頃、学校では平太が担任の岸先生と顔を合わせていました。
雨が降り出した帰り道、お迎えに来たけいと一緒に医院へと駆け込むことに！！
そこで偶然にも上条と鉢合わせし、三人の微妙な空気が流れます。
吹きこぼれの春：4話
入院中の父親を見舞った上条は、ベッドサイドにスーパードクター病院のパンフレットがあることに気づきます。
母親が置いていったものだと分かり、複雑な表情を浮かべました。
病院を出ると、母親が食事に誘ってきますが、上条の反応は冷たいもの。
「母親と食事するくらいなら餓死を選ぶ」と極端な拒否反応を示します。
学校では、高志郎が平太の姿を見て明らかに動揺している様子が見て取れました。
夕方、食堂でけいと語り合う中で、上条は平太を育てることの大変さを「まるで拷問のようだ」と率直に表現し、シングルマザーの苦労に理解を示します。
平太が本当はママの手作り料理を食べたがっていると聞くと、上条は自分が一度も母親の手料理を口にしたことがないという寂しい過去を打ち明けました。
帰り道、疲れて眠ってしまった平太を上条が背負って家まで送り届けます。
けいが今度手料理を作ってあげると申し出ると、上条は同情からか？と問いかけますが、けいは「上から目線で人を哀れむのは嫌い」ときっぱり答えます。
そんな中、高志郎の携帯には優奈から「週末に会いに行く」というメッセージが届きます。
吹きこぼれの春：5話
ついに高志郎が平太は俺の息子なのか？というストレートな問いに、けいは曖昧ながらも事実を認めます。
しかし、あなたに父親役を期待している人は誰もいないと冷静に線引きしました。
さらに高志郎を安心させるため、けいは思わず嘘をついてしまいます。
「好きな人がいて、その人と幸せに過ごしている」という偽りの言葉で、高志郎は安堵の表情を見せますが、けいの心には微かな寂しさが残りました。
そんな中、高志郎の母親のもとに婚約者の優奈が現れ、「高志郎と女性が一緒にいるのを見た」と報告。
優奈は牽制のために来たことが明らかになり、けいは思わぬ嫉妬心に悩まされることになります。
医院では、若い看護師との何気ない会話から、けいが最近感じている変化について話題に！
久しぶりに男性に対する欲求を感じたという告白に、看護師は「上条さんならいいのでは？」と軽口を叩きますが、その声が当の本人に聞かれてしまうという気まずい展開に。
物語は、高志郎が平太にサッカーを教える温かな光景と、三人の自然な笑顔で締めくくられ、複雑な関係性の中にも希望の光が見える結末となりました。
吹きこぼれの春｜平太の父は高志郎という結末かあらすじや感想も解説！
ラストを見てると、やっぱり岸高志郎が平太の父親であるから岸の母親が病院でけいにきつく当たってるのかもしれません。
けいの両親が全然出てこないのも謎ですが、勘当されちゃったのか、それとも最初からいないのか気になるところです。
岸高志郎が平太の父親だと知ると、けいは結婚を一旦ストップし岸の母親とけいの関係はもっと険悪になっていきそうです。
きっとけいは婚約者からも責められちゃって、それを見た平太が上条に助けを求める展開になりそう。
結局のところ、平太の頼みを聞いて、上条が岸高志郎に俺たちは付き合ってるって宣言し、本当にカップルになるハピエンもあるのではないでしょうか。
ちょっと複雑だけど最後は温かい結末になりそうで楽しみです。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今後気になるのが、平太の出生の秘密と、それが主要キャラクターたちの関係性にどのような影響を与えるかという点です。
岸高志郎の正体、けいを取り巻く複雑な状況、そして上条との関係がどう発展していくのか‥
1話の冒頭で示唆されたシーンの意味や、これまで謎に包まれていたけいの家族背景についても、いよいよ真相が明らかになりそうな予感がします。
果たして物語はどのような結末を迎えるのでしょうか、楽しみですね！
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